らくらくメルカリ便は本当に安く送れるのか?検証してみた結果…
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最終更新日:2016/11/28
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—目次—
実は定形外郵便は安くない?
商品に必要な分の切手を貼って投函するだけ。だから一番安い送料は定形外郵便だ、と思っていませんか?
確かに小さなマスコットのようなものは定形外郵便で届くので金額だけであれば、120円と最安値であることは間違いありません。しかし、それらは「絶対に購入者のもとに届けば」の話です。自分は郵送事故にあったことがないから、きっと届くであろうと安易に考えて、もし届かなかったらどうなるのか?
出品者側には3つの損があります。
1.定形外郵便で紛失すると時間の損!
購入者の手元に届くまでは、発送した方に責任があります。それは、商品を発送していないかもしれないという悪質な出品者であることも考えられるわけです。ですので、どの時点で商品が紛失したのか、郵便局に問い合わせたり、何度も購入者に確認の連絡を取らなくてはなりません。
2.定形外郵便で紛失すると売り上げの損!
商品が失くなれば、その売り上げは当然無効になります。売れてお金に代わるはずのものを自らが失くしてしまったことにほかなりません。
3.定形外郵便で紛失すると評価の損!
本当に届いていないのか?もしかして購入者は受け取っているのに噓をついているのでは?
それらを確認したくても、購入者とのやり取りでしかわかりません。しつこく連絡を取ったり、こちらの正当性を主張することで購入者が気分を害し、あなたの評価を「悪い」とすることもあります。悪い評価は今後のあなた自身の信用度となり、商品の売れ方にも大きく影響が出てきます。
因みに、カードや写真をらくらくメルカリ便で送ると、194円になります。
その差額は74円ですが、サービスとして配送状況が出品者も購入者も確認することができます。また、破損事故が起こった場合にメルカリが商品代金を補償してくれるのです。
上記の3つの損をたった74円で守ってくれるのです。
目先の送料よりも、安全と安心までを送料に含ませることを考えると、一番安いのはらくらくメルカリ便を利用した方が断然良いです。
でも本当は、その商品はらくらくメルカリ便では送れない!?
いざ発送しようと思ってもらくらくメルカリ便で送れない!?というびっくりするような事態が起きました。
らくらくメルカリ便の宅急便は、商品金額が1,000円以下だと利用できないのです!!
私自身も安心・安全を考えたり、匿名性やQRコードの利用での配送の簡単、らくちんさを実感すると、ほとんどの商品の発送の多くは「らくらくメルカリ便」を指定しています。
ある時、もらった靴を出品しました。
1日履いたのですが、しっくりせず、かといって新品同様のその靴もすぐに捨てる気になれずとっておいたものでした。
しかし、月日はたってもなかなか売れず、売りたい商品がいつまでたっても片付きません。そんな状況に嫌気がさしてきました。商品の情報で楽に変更ができることといえば「販売金額を下げる」ことです。数十円でも売れてくれれば、利益ににもなるし部屋も片付きます。
金額を下げるといいね!がつきました。どうやら、一度履いた靴は抵抗があるようで、一般的に納得のいく金額ではなかったようです。それでも買手が現れなかったので、少しずつ値段を下げていくと、同じようにいいね!が増えていきます。1,000円になったときにコメントが付きました。
「980円で売ってくれませんか?」
らくらくメルカリ便(宅急便)発送の予定だったので、そのように商品情報にも記載し、発送方法もしっかり「らくらくメルカリ便」を選択していました。靴はそれなりの大きさと重さですが、らくらくメルカリ便(宅急便)60サイズであれば、相手がどこに住んでいても600円の送料で済みます。売り上げが、380円になれば自分としては大満足です。
私はもちろんそのコメントに了解の返事をして、980円に値下げしたその靴を購入してもらいました。
さて、売り上げを頂くためにも早速配送手続きです。
らくらくメルカリ便であれば、クリック一つでQRコードの画面を出して、そのQRコードと商品を最寄りのクロネコヤマトに持っていくだけなので、空いている時間でがあればすぐに手続き完了、、、のはずでした。
ところが!なんとらくらくメルカリ便(宅急便)が使えないのです。
選択欄で選択出来ない理由がまったく分からず、画面のエラーかと思い何度も確認しましたが、らくらくメルカリ便(宅急便)で商品を発送することだけができません。
そこでやっと改めてらくらくメルカリ便の使用の条件を確認して分かりました。
らくらくメルカリ便(宅急便)の使用は「出品料金が1,000円以上でなければならない」という決まりがあるのです。今までらくらくメルカリ便(宅急便)で1,000円以下の商品を発送したことがなかったので、まったく気が付かなかった事実でした。
結局この靴はらくらくメルカリ便が使えないことから、普通の宅急便で送りました。定形外郵便で送ることもできますが、相手はらくらくメルカリ便で送られていると思っているので、追跡調査のないものを今から選ぶことができないことと、郵送事故を心配するのも嫌だったからです。
普通の宅急便の場合、料金が距離に比例するのでドキドキしましたが、送料864円となんとか赤字は免れました。
自分が値下げしたことに問題があったな、と反省したのですが、今回のことでメルカリのシステムに少々疑問を持ちました。それは、らくらくメルカリ便はネコポス、宅急便コンパクト、宅急便利用の総称であるために、1,000円以下の商品の出品でも発送方法で選択出来てしまうのです。らくらくメルカリ便の中でもネコポス、宅急便コンパクト、宅急便の選択は発送の直前でないと選択できません。ですので、自分のような失敗は皆起こりうる事態なのです。
販売価格と送料については、値下げしても赤字が出ないようにしっかりと確認することをがポイントです。
らくらくメルカリ便はサイズを慎重に選べ!でないと売り上げがマイナスに?
梱包サイズは正確に!
サイズ違いや重さを誤ると送料が売上金を上回るととがあります。
ある時私はバザーで1, 300円で仕入れた5枚入りのお皿を出品しました。外箱はボロボロですが、未使用品であったため、中身だけの写真と未使用品であることを明記すれば仕入れ値より高く売れると思ったのです。
外箱のサイズと重さから、十分らくらくメルカリ便(宅急便)60サイズ(600円)で送れることがわかりました。販売価格は最終的に2,200円。仕入れ値、システム手数料と送料を差し引いて売り上げは80円。明らかに、商品の目利きができなかった自分が悪いが、マイナスにならなかっただけまし、とそう思いました。
ところが、発送の準備をし始めると、箱を捨ててしまったせいでお皿一枚ずつの緩衝材は自分で用意しなければならなく、破損事故の心配を考えてしっかり梱包すると予想以上に梱包材を使用したこと、また全体の大きさも重さも、60サイズでは送れないものになってしまいました。送料の差額は100円。なんと売り上げは30円マイナスに!
たった30円で勉強できたと思いたいですが、ここまでの労力や梱包材の提供まで考えるとたった30円とは思えません。商品が1,000円以上で売れてらくらくメルカリ便が使用できたとしても、売り上げがマイナスになることもある!ということをよく覚えておいてください。
まとめ
メルカリ便で注意すべきことは、梱包までの重さとサイズ。メルカリの規定サイズをきちんと守れていれば、最高の配送ですが、誤るととんだ出費にもなるので注意が必要です。
届いた?届かない?のドキドキを味わうよりも、安心、安全をらくらくメルカリ便で買いましょう。
定形外郵便とらくらくメルカリ便を比較するなら断然、安い!安心のらくらくメルカリ便です。